abee先生と原田ハカセ
コンピュータやプログラミングと子どもとの関わりをかんがえていくなかで必ず出会う阿部和広先生と原田康徳博士のこと
「日本にこのお二方がいらっしゃる限り、子どもとコンピュータの関係は悪い方向には行かないんじゃないか。」と、信頼そして尊敬申し上げております。
日々、誰よりもたくさんの子どもたちと実際触れ合って教えていらっしゃる先生と博士。
阿部和広先生
阿部先生のScratchのコメント欄への登場回数、驚きです!毎日チェックしていらっしゃるのではないでしょうか。そこで普通に子どもたちと会話して、面白い作品をほめたり、みんなから本読みましたーと声かけられたり。子どもたちの中に自然に溶け込んでいらっしゃいます。
みんなはちょっと年上のScratchに詳しいお兄さんがいる、くらいの感覚で話しかけていて楽しそうです。ふさわしくない発言を注意したり、トラブルの仲裁をしたりも毎日されていて本当に頭が下がります。
10年もやってるなんてすごいですね!というScratcherからのメッセージへのお答えは「気が付いたら、時間がたってました。」。。
原田康徳ハカセ
原田博士も実際に全国でビスケットワークショップをしてご自身で教えていらっしゃいます。
幼稚園や特別支援学級などでもワークショップをされています。ずっとビスケット教えている幼稚園児たちからはハカセ大人気です。
viscuitのワークショップの手順は経験に基づいて考え抜いてしっかり作ってあり、教え方がとてもわかりやすいです。博士がやってごらん、というと子どもたちは頭から湯気出るんじゃないかっていうくらい一生懸命考えて集中します。
ふだん、未就学児の集中力は20〜30分程度ですが、Viscuitワークショップでは1時間くらい集中していられますし、終わった後も「もっとやりたーい!」という子がたくさんいます。
実際にこどもと接してみないとわからないことが沢山あります。
私も、自分の子どもとはプログラミングで遊んでいましたが、道場やワークショップで他のお子さんと接してみると、全然違う反応が返ってきたりして驚くことが沢山ありました。
おもしろがるところ、飽きてしまうところ、つまづくところ。ほんの数回の経験でも色々分かったので、何百、何千人と接していらっしゃる先生と博士の経験値は想像もつかないほどです。
そしてその経験値がなければ実感できないことがたくさんあるのだと感じています。
ScratchとViscuit
Scratchのここが嫌いだ
原田ハカセが「Scratchのここが嫌いだ」というブログ記事を以前書いていらっしゃったので、すごく驚いていたのですが、後から伺ったら「あれは釣り」とのことで、「本当は僕と阿部さんは一番仲がいいんだよー」とおっしゃっていたので安心しました。
ふたつ以上の方法でやって見ない限り、どんなことも本当に理解したとは言えない
阿部先生はViscuitの本に推薦の言葉も寄せていらっしゃいます。
その中で「ふたつ以上の方法でやって見ない限り、どんなことも本当に理解したとは言えない」という、人工知能のパイオニア、マービンミンスキーさんの言葉を引用されています。
「ブロックだけでもメガネだけでも足らないのだ」という文に、先生とハカセの長年の友情を感じます。
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798143057
Scratchは知っているけどViscuitはさわったことない、という方、ぜひ本を手に取り体験してみてください。
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